費用

LP(ランディングページ)制作の費用と作り方|相場・内訳・抑えるコツ

公開 2026/8/2

LP(ランディングページ)の費用と作り方を検討するイメージ

「広告用にLP(ランディングページ)を作りたいが、相場が分からず予算が立てられない」——LP制作の費用は、テンプレート活用の数万円から、戦略設計込みの100万円超まで幅広く、掴みにくいのが実情です。同じ「1ページのLP」でも、誰に頼み、どこまで作り込むかで金額はまったく変わります。しかも、LPは作ったら終わりではなく、広告で人を集め、数字を見て改善してはじめて成果につながります。この記事では、LP制作の費用相場を依頼先別に整理し、普通のホームページとの違い、費用の内訳、作って終わりにしないための考え方、そして費用を抑えるコツまで、初めての方に向けてまとめました。

LP(ランディングページ)とは|普通のホームページとの違い

LP(ランディングページ)とは、広告やSNSから来た人が最初に「着地(land)」する、1つの行動に絞った縦長の1ページです。問い合わせ・資料請求・申込・購入など、狙うゴール(コンバージョン)を1つに定め、そこへ一直線に誘導するのが役割です。

複数ページで会社の全体像を紹介する普通のホームページとは、目的も作りも異なります。

観点LP(ランディングページ)普通のホームページ
ページ数基本1ページ(縦長)複数ページ(会社概要・サービス・事例など)
目的1つの行動に絞って成約させる会社・サービス全体を伝える
他ページへのリンク極力減らす(離脱を防ぐ)メニューで自由に回遊させる
主な流入広告・SNSの受け皿検索・名刺・既存顧客
成果の測り方コンバージョン率(申込数)閲覧数・回遊・問い合わせ

ポイントは、LPは**「広告の受け皿」に特化している**ということです。他のページへリンクを張らず、読み進めるほど申込に近づくよう構成されているため、1ページに情報とストーリーを凝縮して作り込みます。「安く作れそう」に見えて、実は1ページあたりの密度はホームページより高くなりがちです。会社全体を見せたい場合はホームページ制作費用も併せてご覧ください。

LP制作費用の相場(依頼先別)

LPの費用は「誰に頼むか」で大きく変わります。まずは依頼先別のざっくりした目安です。あくまで新規に1本作る場合の幅で、ライティングやデザインの作り込み、素材(写真・図解)の量で上下します。

依頼先特徴費用の目安
テンプレート・自作ツール既製デザインに文字と画像を流し込む5万〜20万円
フリーランスデザイン〜コーディングを個人に依頼10万〜40万円
制作会社(標準)構成・デザイン・実装を一括で依頼30万〜80万円
戦略設計・取材込み訴求設計・ライティング・撮影まで60万〜150万円

幅が広いのは、LPの費用が**「見た目を作る費用」だけでなく「何を・どう伝えるかを設計する費用」**を含むためです。テンプレートに文字を入れるだけなら安く済みますが、「誰に・何を・どの順番で伝えれば申し込みたくなるか」を設計し、刺さる言葉を書き、写真や図解を用意する——この上流工程にお金をかけるほど、成約率が上がりやすくなります。安さだけで選ぶと「きれいだが売れないLP」になりがちなのが、LP制作の難しいところです。

予算別|このくらいのLPが作れる

「いくらあれば何ができるのか」を逆から見ると、予算の立て方が具体的になります。あくまで一般的な目安ですが、次のようなイメージです。

予算作れるもの(目安)
〜10万円テンプレート活用の1ページ。文章・画像は自社で用意。問い合わせフォームのみ
20万〜40万円フリーランスにオリジナルデザインを依頼。スマホ対応・計測タグ込み
50万〜80万円制作会社が構成・ライティング・デザインを一括対応。改善提案まで
100万円〜訴求設計+決済・予約などのフォームやシステム連携まで含めて構築

大切なのは、「予算が少ない=成果が出ない」ではないということです。少額でも、ゴールを1つに絞り、素材を自社で用意すれば、十分に戦えるLPは作れます。まず小さく出して数字を見て、反応が良ければ改善や広告に予算を回す——この順番なら、費用を無駄にせずに済みます。

費用の内訳|何にお金がかかるのか

LP制作費の中身を分解すると、「なぜ同じ1ページでも金額が違うのか」が見えてきます。多くは**人件費(工数)**で、次の工程に配分されます。

工程主な作業費用への影響
構成・訴求設計ターゲット整理・伝える順番・ワイヤーフレーム成約率を左右する最重要工程
ライティングキャッチコピー・本文・見出しの執筆文章量と取材の有無で変動
デザイン配色・レイアウト・図解・装飾作り込むほど工数増
コーディングHTML化・スマホ対応・表示速度調整ページの長さ・動きで変動
フォーム入力欄・送信・自動返信メール項目数・連携で変動
計測タグ設置アクセス解析・広告のコンバージョン計測改善の土台。省くと成果が測れない

見落とされがちなのが、デザインやコーディングよりも「構成・訴求設計」と「ライティング」が成果を決めるという点です。ここを削って「デザインだけ安く」作ると、見た目は良くても申込につながらないLPになりがちです。逆に、写真や文章など素材を自社で用意できると、その分の費用は下げられます。スマホでの見やすさ(スマホ対応)も、広告流入の多くがスマホである以上、削れない工程です。

LPは「作って終わり」ではない|計測と改善が要る

LP制作でもっとも誤解されやすいのが、「作れば申込が入る」という思い込みです。実際には、LPは作ってからが本番。次の3点がそろって、はじめて成果が出ます。

  • 集客(広告):LPは待っていても人が来ません。検索やSNSの広告で人を集めて、はじめて受け皿として機能します。広告費は制作費とは別に継続的にかかります。
  • 計測:どれだけの人が来て、何%が申し込んだか(コンバージョン率)を数字で把握します。計測タグを入れておかないと、良し悪しの判断ができません。
  • 改善(ABテスト):キャッチコピーや申込ボタンの色・位置を変えて反応を比べ、成約率を少しずつ上げていきます。最初の1本で完成することはまれで、数字を見ながら育てるのが前提です。

つまりLPの予算は、「制作費だけ」で考えると足りません。制作費+広告費+改善の運用をセットで見込むのが、失敗しない予算の立て方です。最初から作り込みすぎず、まず出して数字を見て、反応の良い方向に直していく——この進め方が、結果的に費用対効果を高めます。

LPの成果は数字で決まる|費用対効果の考え方

LPを「高い・安い」だけで見ると判断を誤ります。LPは、かけた費用と、そこから生まれる申込・売上(費用対効果)を並べて考えるのが正解です。カギになるのがコンバージョン率(CVR)——訪れた人のうち何%が申し込んだか、という数字です。

  • CVRが1%違うと成果が変わる:月に5,000人が訪れるLPなら、CVR1%で50件、2%で100件の申込。同じ広告費でも成果は倍違います。
  • 制作費は「申込1件あたり」で見る:50万円のLPで年間500件の申込が取れれば、制作費は1件あたり1,000円。広告費と合わせて「1件獲得にいくらかかるか」で採算を判断します。
  • 改善で回収する:最初のCVRが低くても、ABテストで少しずつ上げれば、同じ広告費でより多くの申込が取れ、制作費は早く回収できます。

たとえ制作費が高めでも、構成とライティングがしっかりしていてCVRが高いLPなら、安いだけのLPより早く元が取れます。「支払う額」ではなく「申込1件あたりの費用」で見ると、どこに投資すべきかが見えてきます。

申込・予約・決済フォームやシステム連携を入れる場合

LPに載せる「行動」がシンプルな問い合わせフォームなら、費用は比較的抑えられます。しかし、次のようなフォームやシステム連携が入ると、LPは「ページ」から「システム」に近づき、費用も上がります。

  • 決済フォーム:クレジット決済を組み込む(決済サービス連携・セキュリティ対応が必要)。
  • 予約フォーム:日時の空き状況を見せて予約を受け付ける(カレンダー・在庫管理が必要)。
  • 会員登録・ログイン:申込後にマイページを持たせる。
  • 在庫・顧客データ連携:申込内容を基幹システムやCRMに自動で流す。

この領域は1ページで完結せず、裏側の仕組みづくりが必要になるため、入力フォーム・申込システムホームページ制作費用の考え方が関わってきます。単なる問い合わせなら数万円のフォームで足りますが、決済や予約が絡むと数十万〜数百万円規模になることもあります。「LPだけでいいのか、システムまで必要か」を最初に切り分けると、予算を誤りません。

見分け方はシンプルで、「申込を受け取って、あとは人が対応する」ならフォームだけで十分、「申込後の処理まで自動化したい」ならシステム連携が必要、と考えます。たとえば「資料請求を受けてメールで送る」だけなら数万円のフォームで足りますが、「その場で決済し、在庫を引き当て、発送データを作る」まで求めるなら、LPは実質的にひとつの業務システムになります。ここを曖昧にしたまま安いLPだけ発注すると、「申込は来るが処理が回らない」状態になりがちです。最初に「どこまで自動化したいか」を決めておくと、後戻りの費用を防げます。

安いLPに注意|格安の落とし穴

「LP 制作 3万円」といった格安の案内は魅力的に見えますが、安さの理由を確認しておくと安心です。極端に安いLPには、次のような落とし穴があることがあります。

  • テンプレートの使い回し:訴求設計がなく、文字を差し替えただけ。「誰に何を売るか」が練られていないと成約しにくい。
  • ライティングが自己責任:文章は自分で用意する前提で、肝心の「売れる言葉」の設計が含まれない。
  • スマホ表示が甘い:広告流入の多くはスマホ。表示崩れや遅さがあると、そこで離脱される。
  • 計測タグなし:成果が測れないため、改善のしようがなく「作っただけ」で終わる。
  • 修正が別料金:公開後の文言変更やABテストのたびに追加費用がかかる。

安さ自体が悪いわけではありません。問題は、「何が含まれ、何が含まれないか」が不透明なことです。見積もりを比べるときは、構成・ライティング・スマホ対応・計測・公開後の修正が含まれるかを必ずそろえて確認しましょう。

LPの構成とデザインを設計するイメージ
LPは見た目より「誰に・何を・どの順番で伝えるか」で成果が決まる。構成とライティングにこそ費用の価値がある。

費用を抑える5つのコツ

予算が限られていても、進め方しだいでLPの費用はコントロールできます。

  • ゴールを1つに絞る:申込・資料請求・予約など、狙う行動を1つに定める。欲張って複数のゴールを載せるほど、設計もページも重くなる。
  • 素材を自社で用意する:写真・実績・お客様の声など、手元にある素材を渡せば取材や撮影の費用を減らせる。
  • フォームは最小限から:まずは問い合わせフォームで始め、決済や予約は反応を見てから足す。
  • 公開後の修正条件を確認:ABテストや文言変更が「込み」か「別料金」かで、運用中の総額が変わる。
  • 総額が固定される依頼先を選ぶ:着手前に総額が確定する方式なら、予算オーバーや追加請求のリスクを抑えられる。

最大のコツは、最初から作り込みすぎないことです。LPは数字を見ながら育てるもの。まず必要十分な1本を出し、反応の良い方向に改善していく方が、いきなり高額なLPを1本作るより費用対効果は高くなります。加えて、見積もりを比べるときは金額の大小だけでなく、「構成・ライティング・スマホ対応・計測・公開後の修正」がどこまで含まれるかをそろえて確認しましょう。同じ「30万円」でも、片方は文章・計測込み、もう片方はデザインのみ、ということは珍しくありません。総額と範囲をそろえて比べることが、LP費用の見極めでは何より大切です。

一律100万円で作れる範囲(システム連携込み)

相場が幅広く読みにくいなかで、最初から総額が決まっているという選択肢もあります。D-oneAppは料金が一律100万円(大規模なプロプランは一律200万円)。着手前に総額が確定し、追加費用なし、成果物(ソースコード)の権利もお渡しします。

LPの文脈で言えば、一律100万円は**「見せるだけのLP」を超えて、申込や予約が実際に回る仕組みまで含めて作れる価格です。デザインされた1ページを作るだけなら制作会社の相場内で収まりますが、その裏で「決済フォーム」「予約と空き管理」「申込データの自動連携」といったシステム連携**まで必要になると、通常は別料金で積み上がっていきます。一律料金なら、こうした連携込みでも総額が読めるのが利点です。

  • 例:セミナー申込LP+決済 — 申込フォームにクレジット決済と自動返信メールを組み込み、申込と入金を一気通貫に。手作業の入金確認をなくせます。
  • 例:来店予約LP+空き管理 — 広告から来た人がそのまま日時を選んで予約でき、裏側で空き状況を管理。電話対応と二重予約の手間を減らせます。
  • 例:申込データの基幹連携 — LPからの申込を顧客管理(CRM)や在庫に自動で流し、転記の手間とミスをなくします。

いずれも「ゴールを1つに絞る・まず必要な範囲から作る」という、この記事で挙げたコツをそのまま形にした進め方です。LP単体か、システム連携まで必要かで費用は大きく変わりますが、総額が着手前に確定するため「予算内でどこまでできるか」を最初に見通せます。費用全体はシステム開発の費用相場もご覧ください。

まとめ

LP制作の費用は「テンプレートで5万〜20万円、フリーランスで10万〜40万円、制作会社で30万〜80万円、戦略設計込みで60万〜150万円」が目安で、構成・ライティングの作り込みやフォーム・計測の有無で変わります。LPは1ページで1つの行動に絞る広告の受け皿であり、作って終わりではなく、広告で集客し、計測して改善して育てるのが前提です。申込・決済・予約などのシステム連携が入ると費用は上がりますが、要件を絞れば連携込みでも一律100万円で作れる範囲があります。無料相談で「うちの商材、LPでいくら申込を増やせる?」を整理しましょう。

あわせて読みたいホームページ制作費用 / 入力フォーム・申込システム

よくある質問

QLP(ランディングページ)の制作費用の相場はいくらですか?
A

テンプレート活用で5万〜20万円、フリーランスで10万〜40万円、制作会社で30万〜80万円、戦略設計や取材・撮影まで含めると60万〜150万円が一般的な目安です。ライティングとデザインの作り込み、フォームや計測の有無で変わります。

QLPと普通のホームページは何が違いますか?
A

LPは1ページで完結し、問い合わせや申込など「1つの行動(コンバージョン)」に絞って設計する広告の受け皿です。複数ページで会社全体を紹介するホームページと違い、他ページへのリンクを極力減らして成約に集中させます。

QLPは作れば集客できますか?
A

いいえ。LPは作って終わりではなく、広告などで人を集め、計測して改善(ABテスト)してはじめて成果が出ます。制作費だけでなく、広告費と改善の運用まで含めて予算を考えるのが失敗しないコツです。

Q申込や決済フォーム、予約・在庫などのシステム連携も入れられますか?
A

可能です。入力フォームだけなら比較的安く済みますが、決済・予約・会員・在庫連携などが入ると「ページ」ではなく「システム」に近づき費用が上がります。要件を絞れば、システム連携込みでも一律100万円で作れる範囲があります。