予算・委託

Webシステム・Webサービスを100万円で作る|予算100万でできること

公開 2026/7/12

Webシステム・Webサービスを開発するイメージ

「Webシステム・Webサービスを100万円で作りたい」——予約サイトや会員サイト、社内のWeb業務システムなどを、予算100万円で。この記事では、そもそもWebシステムとは何か、100万円で作れるものと難しいものの線引き、費用相場との違い、開発後にかかるランニングコスト、そして委託の進め方までを、具体的な目安の数字とともに解説します。

そもそもWebシステムとは(Webサイトとの違い)

「Webシステム」と「Webサイト」は似ていますが、役割が違います。ざっくり言うと、Webサイトは情報を見せるもの、Webシステムはデータを扱って処理するものです。

WebサイトWebシステム
主な目的情報を届ける・見せる登録・処理・管理を行う
ユーザー操作閲覧が中心入力・検索・更新・申込
ログイン基本なし会員・管理者でログイン
データ保存ほぼ固定予約・会員・在庫などを保存
会社案内・ブログ予約サイト・会員サイト・管理画面

具体的には、次のようなものがWebシステムに当たります。

  • ブラウザで使う業務システム(社内の申請・集計・進捗管理)
  • 会員サイト・マイページ(登録した人だけが使える画面)
  • 予約システム(受付・空き状況・自動通知)
  • 申込フォーム+管理画面(申込を受けて社内で処理する仕組み)
  • 簡易な販売・掲載サイト(商品や案件を載せて申込を受ける)

いずれも「ブラウザを開けば使える」「アプリをインストールしなくていい」のが特徴です。パソコンからでもスマホからでも、同じURLにアクセスするだけで動きます。

Webシステムはアプリよりコストを抑えやすい

Webシステムはブラウザで動くため、スマホアプリのような制約がなく、同じ機能でも費用を抑えられます。

Webシステムスマホアプリ
対応1つ作れば全端末(ブラウザ)iOS/Android別々の対応
審査不要ストア審査あり
OS対応ブラウザ側が吸収毎年のOS更新対応が必要
費用抑えやすい上がりやすい

同じ機能をアプリで作ると、iOS用とAndroid用でそれぞれ作り込む必要があり、単純に作業量が増えます。さらにストア審査への対応、毎年のOS更新への追従など、公開後の手間も積み重なります。Webなら1つ作れば全端末で動くため、初期費用も運用の手間も軽くなります。

「まずWebで作り、必要になったらアプリ化」が、費用面で有利な進め方です。多くのサービスは、最初からアプリにする必要はありません(→アプリ開発の費用相場)。

予算100万円で作れるWebサービスの具体例

100万円あれば、下の「核となる機能」に絞ることで、実用的なWebシステムを1つ立ち上げられます。代表的な例と、その中に入る主な機能の目安を挙げます。

予約サイト

  • カレンダーでの空き状況表示、日時指定の受付
  • 予約確定メール・リマインドの自動送信
  • 管理者用の予約一覧・キャンセル対応画面

会員サイト・マイページ

  • 会員登録・ログイン・パスワード再設定
  • 会員限定ページや資料ダウンロード
  • 会員情報の編集、管理者側の会員一覧

問い合わせ・申込フォーム+管理画面

  • 入力チェック付きの申込フォーム
  • 申込データの一覧・検索・ステータス管理
  • 担当者への通知、CSV書き出し

社内向けのWeb業務システム

  • 申請・承認のワークフロー
  • 数値の入力・集計・グラフ表示
  • 部署をまたいだ情報共有

簡単なマッチング・掲載サイト(初期版)

  • 案件や商品を登録・掲載する画面
  • 一覧・カテゴリ・キーワード検索
  • 問い合わせ・応募の受付
Webサービスをスマホやブラウザで使うイメージ
Webなら1つ作ればPC・スマホどちらでも使える。まず核となる機能を100万円で作り、反応を見ながら育てるのが王道。

いずれも「1つの目的を、きちんと動く形で満たす」規模感です。逆に、これらを全部盛りで1つのシステムに詰め込もうとすると、100万円では収まりません。

100万円では難しいこと、収めるコツ

100万円は「小〜中規模のWebシステム1本」を作れる予算です。次のような要素が重なると、金額は上がっていきます。

やりたいこと難しくなる理由
本格的なオンライン決済決済連携・返金・入金管理の作り込みが増える
数万〜数十万ユーザー規模負荷対策・セキュリティ強化が必要になる
複雑な権限・多店舗・多言語場合分けが増え、画面・テストが膨らむ
外部システムとの多数連携連携先ごとに調整・検証が必要
スマホアプリの同時開発Web+iOS+Androidで作業量が数倍に

これらを最初から全部やろうとすると予算を超えます。100万円に収めるコツは、MVP(必要最小限の製品)から始めることです。

  • 目的を1つに絞る:「予約を受ける」「会員に情報を届ける」など、まず1機能に集中する
  • あると便利な機能は後回し:なくても運用が回る機能は次のフェーズへ
  • 手作業で回せる部分は残す:最初から全自動化を狙わず、人の運用と組み合わせる
  • 既存の仕組みを使う:決済やメール配信は外部サービスを活用し、ゼロから作らない

「まず核を作って動かし、反応を見て育てる」。この進め方なら、100万円という予算を最大限に活かせます。作れる範囲の全体像は100万円で作れるものの具体例でも整理しています。

ノーコード・既製サービスとオーダーメイドの違い

「Webシステムなら、ノーコードや既製サービスで安く済むのでは?」という疑問もよく出ます。それぞれに向き・不向きがあります。

既製サービス・ノーコードオーダーメイド開発
初期費用安い〜無料100万円前後〜
月額かかり続ける(人数・機能で増加)サーバー等の実費のみ
自由度用意された範囲に合わせる業務にぴったり合わせられる
データサービス側に預ける自社で保有・移行しやすい
向くケース一般的な業務・小さく試す独自の業務・長く使う中核

既製サービスは「よくある業務」を素早く始めるのに向きます。一方で、自社独自の流れに合わせたい、月額を積み上げたくない、データを自分で持ちたい——こうした場合はオーダーメイドが有利です。判断に迷うときは、「その業務がサービスの標準機能に収まるか」を基準にすると分かりやすくなります。100万円のオーダーメイドは、この「独自の業務を、長く使える形で自分のものにする」選択肢です。

開発の期間とおおよその流れ

Webシステムを100万円規模で作る場合、期間の目安はおよそ2〜4か月です。規模や決めごとの多さで前後します。一般的な流れは次のとおりです。

工程やること期間の目安
要件整理目的・必要機能・優先順位を固める2〜4週間
設計画面・データの構成を決める2〜3週間
開発実際に作る4〜8週間
テスト・公開動作確認・修正・リリース2〜3週間

最初の「要件整理」で優先順位をきちんと決められると、後の工程が安定します。逆にここが曖昧だと、途中で仕様が揺れて手戻りが増え、費用も期間も膨らみがちです。工数の考え方は人月・工数の目安も参考になります。

Webシステムの費用相場と「一律100万円」の違い

一般的なWebシステム開発は、規模によって費用が大きく変わります。あくまで目安ですが、次のような幅で語られることが多いです。

規模内容の目安費用の目安
小規模フォーム+管理画面、簡単な会員機能50万〜150万円
中規模予約・会員・業務システムなど1本150万〜400万円
大規模決済・多機能・大量ユーザー対応400万円〜

問題は、見積もり型では総額が最後まで読めないことです。「基本一式◯万円+オプション」という形だと、打ち合わせのたびに項目が増え、気づけば当初の想定を大きく超える——これはよくある話です(→システム開発の見積もりの見方費用相場の全体像)。

一律料金は、この不透明さをなくす仕組みです。着手前に総額100万円が確定しているため、途中で金額が動きません。相場のどこに収まるかを気にする必要がなく、「100万円という予算をそのまま総額として渡せる」という安心があります。

開発後にかかるランニングコスト

Webシステムは「作って終わり」ではなく、公開後も動かし続けるための費用がかかります。ここを見落とすと後で慌てるので、あらかじめ把握しておきましょう。主な内訳と目安は次のとおりです。

項目内容費用の目安
サーバーシステムを動かす場所月1,000〜1万円程度
ドメインサイトの住所(URL)年1,000〜数千円
SSL証明書通信の暗号化無料〜年数千円
外部サービスメール配信・決済など従量・月額で変動
保守不具合対応・小改修・見守り契約により幅がある

小規模なWebシステムなら、サーバー・ドメインなどの基本的な維持費は月数千円〜1万円台に収まることが多いです。アクセスが増えたり機能が増えたりすると、それに応じてサーバー費用も上がります。

保守については、「何かあったときだけ対応」なのか「定期的に見守って改修も含む」のかで費用が変わります。委託前に、どこまでが保守に含まれるかを必ず確認しておきましょう。

ランニングコストを抑えるコツは、初期の作り込みを欲張らないことです。使う機能が少なければサーバーも軽く済み、月々の負担も小さくできます。「まず小さく公開し、必要に応じて拡張する」進め方は、初期費用だけでなく維持費の面でも理にかなっています。なお、成果物の権利が自分の手元にあれば、保守を頼む相手を後から変えることもでき、維持費の見直しがしやすくなります。

委託先の選び方チェックリスト

Webシステムを委託するときは、次の点を確認すると失敗を避けやすくなります。

  • 総額が着手前に確定するか(追加費用の条件が明確か)
  • 成果物(ソースコード)の権利を渡してもらえるか(→ベンダーロックインの回避
  • 100万円でどこまで作れるかを具体的に示してくれるか
  • ランニングコスト(サーバー・保守)の目安を教えてくれるか
  • 公開後の改修や乗り換えがしやすい作りか
  • 要望を鵜呑みにせず、優先順位を一緒に整理してくれるか

特に大事なのは、最初の2つです。総額が動かず、成果物の権利が自分の手元に残れば、あとから別の会社に引き継ぐことも、自社で運用することもできます。この2点が守られていないと、あとあと身動きが取れなくなります(→良い委託先・悪い委託先の見分け方)。

委託の進め方

進め方はシンプルです。次の順で整理すると、話がスムーズに進みます。

  1. 目的と困りごとを書き出す:「何を解決したいか」を1〜2行で言語化する
  2. 絶対に必要な機能を絞る:あると便利な機能と分けて優先順位をつける
  3. 100万円でどこまでできるか相談する:委託先に範囲を示してもらう
  4. 契約条件を確認する:追加費用の条件・成果物の権利・保守範囲
  5. 核となる機能から作って公開する:動かしながら次を考える

要件の固め方は要件定義のやり方、発注の流れ全体は発注の流れ、委託先の比較は開発会社の選び方も参考にしてください。システム開発全般を100万で委託する話はシステム開発を100万円で委託にまとめています。

例:整体院が予約サイトを作るケース

電話予約だけで対応していた整体院が、予約サイトを立ち上げたいと考えたとします。最初から「決済も会員機能もクーポンも」と盛り込むと予算を超えるため、まずは**「空き状況の表示」「日時指定の予約受付」「確定メールの自動送信」**の3つに絞りました。これなら100万円の範囲に収まり、電話対応の負担がすぐに減ります。運用が回り始めてから、会員リピート機能や決済を次のフェーズで足していく——これが、予算を無駄なく使う典型的な進め方です。

例:卸売業者が社内の受注管理をWeb化するケース

紙とExcelで受注を管理していた卸売業者が、社内向けのWeb業務システムを作るとします。全部署の業務を一度にシステム化しようとすると膨大になるため、まずは**「受注入力」「一覧・検索」「担当への通知」**という、いちばん手間のかかっている部分だけをWeb化しました。ブラウザで開けるので、外出先のスマホからでも受注状況を確認できます。核ができてから、在庫連携や集計レポートを次のフェーズで追加。「全部を一気に」ではなく「効く一点から」始めることで、100万円でも実務がはっきり楽になります。

D-oneAppなら一律100万円(追加費用なし)で委託できる

D-oneAppはWebシステム・Webサービスを一律100万円(大規模なプロプランは一律200万円)でお引き受けします。着手前に総額が確定し、予算100万円をそのまま総額として委託できます。追加費用の心配なく、成果物(ソースコード)の権利もお渡しするため、公開後に別の会社へ引き継ぐことも、自社で運用することも自由です。

「何を優先し、100万円でどこまで作るか」の整理からご一緒します。決済や大量ユーザー対応など予算を超えそうな部分も、フェーズを分けて無理なく実現する道筋をご提案します。見積もり型でありがちな「打ち合わせのたびに金額が増える」不安がなく、予算を立てやすいのも一律料金の利点です。委託が不安な方は開発でよくある失敗にも目を通しておくと、避けるべき落とし穴が見えてきます。

まとめ

Webシステムは、データを扱って処理する仕組みで、ブラウザで動くぶんアプリより費用を抑えやすいのが特徴です。予約・会員・Web業務システムなどは、機能を核に絞れば予算100万円で作れます。大切なのは、MVPから始めて動かしながら育てること、そしてサーバーや保守などのランニングコストと、成果物の権利を事前に確認しておくこと。まずWebで核を作り、必要になったらアプリ化する——これが賢い進め方です。「うちのWebサービスは100万円でどこまでできるか」は無料相談で一緒に整理します。

よくある質問

QWebシステムを100万円で作れますか?
A

作れます。ブラウザで動くWebシステムはiOS/Androidの両対応やストア審査が不要なぶん、同じ機能でもスマホアプリより費用を抑えられます。予約サイト・会員サイト・Web業務システムなどは、要件を絞れば100万円で十分に作れます。

QWebシステムとアプリ、どちらが安いですか?
A

多くの場合Webシステムの方が安く済みます。アプリはiOS/Android両対応やストア審査、毎年のOS対応が必要ですが、Webはブラウザで動くため1つ作れば全端末で使えます。まずWebで作り、必要になったらアプリ化する進め方が費用面で有利です。

Q予算100万円でどんなWebサービスが作れますか?
A

予約サイト、会員・マイページ、問い合わせ・申込フォーム、社内向けのWeb業務システム、簡単なマッチング・掲載サイトなどが作れます。決済・大量ユーザー対応を本格的に作り込むと予算を超えるため、核となる機能から始めるのがコツです。

QWebシステムを100万円で委託して追加費用は出ませんか?
A

見積もり型では仕様追加で金額が上がりがちです。総額が最初に固定される料金を選べば防げます。D-oneAppは一律100万円で、着手前に総額が確定し、追加費用は発生しません。